米国株:4日続伸、アルコア失望で売り先行も決算を楽観

米株式相場は4日続伸。企業決 算に対する楽観が広がり、テクノロジーや資本財、消費関連の株が 値上がりした。前日発表されたアルミ生産アルコアの決算をきっか けに景気回復の強さへの疑問が浮上、取引終盤までは売りが優勢だ った。

半導体のインテルが高い。工業用資材大手ファスナルも上昇。資 本財株の上げをけん引した。同社の四半期利益がアナリスト予想を 上回ったのが手掛かり。住宅関連用品小売りのホーム・デポも高い。 ダウ工業株30種平均は前日に続き終値で1万1000ドルを超えた。 アルコアは売上高が予想を下回ったことが嫌気され下落した。

S&P500種株価指数は前日比0.1%高の1197.30。朝方は一時

0.6%安まで売り込まれる場面もあった。ダウ工業株30種平均は

13.45ドル高の11019.42ドル。小型株のラッセル2000指数は0.3% 上昇。いずれも2008年9月以来の高値水準で取引を終了した。

ハリス・プライベート・バンク(シカゴ)のジャック・アブリン 最高投資責任者(CIO)は、「アルコア決算に対する投資家の反 応は厳し過ぎたのかもしれない」と述べ、「第1四半期の決算は非 常に良好な内容になるだろう。これまでアナリストは企業の収益力 を過小評価してきた」と続けた。

RSI

第1四半期の企業決算発表シーズンが到来した。米国の株式相場 の勢いは1986年以来で最も力強いことがブルームバーグのデータで 明らかになった。S&P500種株価指数のRSI(相対力指数、14 日ベース)は3月5日から連続で65を突破しており、1995年以来 最長となった。この日の取引でも勢いを持続し、過去24年間で最長 となる27営業日連続を記録した。

ブルームバーグがまとめたアナリスト調査によると、S&P500 種採用企業の第1四半期利益は前年比で30%増が見込まれている。 S&P500種は2009年3月に記録した12年ぶり安値からは77%値 を戻した。

インテルは1%高。引け後に発表された1-3月期利益と4-6 月期売上高見通しがアナリスト予想を上回り、時間外取引では一段 高で推移している。

ホーム・デポは2.6%高と、ダウ平均銘柄の中で最も高い値上がり 率だった。ファスナルは2.1%上昇。第1四半期の一部項目を除く1 株当たり利益が38セントと、ブルームバーグがまとめたアナリスト の予想平均(33セント)を上回った。

アルコアは1.6%下落。同社が12日発表した第1四半期の売上高 は48億9000万ドルと、ブルームバーグがまとめたアナリスト8人 の予想平均(52億3000万ドル)を下回った。UBSはアルコアの 株式投資判断を「買い」から「ニュートラル(中立)」に引き下げ た。

地銀指数

S&P500種地銀指数は2%下落。UBSが地銀の株価バリュエ ーションは持続せず、業績は予想に届かないだろうと述べたのが嫌 気された。

ハンティントン・バンクシェアーズやキーコープはいずれも下落 した。

化粧品訪問販売最大手のエイボン・プロダクツは8%安。同社は 中国事業での業務慣行に関する社内調査の結果、役員4人を停職処 分とした。

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