4月13日の米国マーケットサマリー:ダウは2日連続1万1000ドル台

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.3595 1.3592 ドル/円 93.17 93.24 ユーロ/円 126.65 126.74

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 11,019.42 +13.45 +.1% S&P500種 1,197.30 +.82 +.1% ナスダック総合指数 2,465.99 +8.12 +.3%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 1.05% +.02 米国債10年物 3.82% -.02 米国債30年物 4.68% -.02

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス) 1,153.40 -8.80 -.76% 原油先物 (ドル/バレル) 84.00 -.34 -.40%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、ドルが円に対し2週間ぶり安 値付近で推移。米貿易赤字が2月に市場予想を上回る拡大となった ことで、ドルの魅力が後退した。

カナダ・ドルは米ドルに対し、2日続けてパリティー(等価) を上抜けられなかった。原油の値下がりが影響した。ガイトナー米 財務長官は13日、ワシントンでの講演で、中国が人民元の柔軟性 向上に向け行動すると確信していると述べた。

BNPパリバの為替ストラテジスト、セバスチャン・ゲーリー 氏は、「世界の均衡回復は一部で望まれているほど速く、また整然 とは起こらないかもしれない」と指摘。「われわれが何年もドルを 売り続けた理由は経常赤字であり、状況は現在も同じだ」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時21分現在、ドルは円に対し1ドル =93円18銭(前日は93円24銭)。一時92円58銭と、3月30日 以来の安値を付けた。円はユーロに対し前日比0.1%高の1ユーロ =126円63銭(前日は126円74銭)。ユーロの対ドル相場は、1 ユーロ=1.3589ドル(前日1.3592ドル)。前日は一時1.3692ドルと、 3月18日以来の高値を付ける場面もあった。

◎米国株式市場

米株式相場は4日続伸。企業決算に対する楽観が広がり、テク ノロジーや資本財、消費関連の株が値上がりした。前日発表された アルミ生産アルコアの決算をきっかけに景気回復の強さへの疑問が 浮上、取引終盤までは売りが優勢だった。

半導体のインテルが高い。住宅関連用品小売りのホーム・デポも 高い。ダウ工業株30種平均は前日に続き終値で1万1000ドルを超 えた。アルコアは売上高が予想を下回ったことが嫌気され下落した。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株 価指数は前日比0.1%高の1197.30。朝方は一時0.6%安まで売り込 まれる場面もあった。ダウ工業株30種平均は13.45ドル高の

11019.42ドル。小型株のラッセル2000指数は0.3%上昇。いずれも 2008年9月以来の高値水準で取引を終了した。

ハリス・プライベート・バンク(シカゴ)のジャック・アブリン 最高投資責任者(CIO)は、「アルコア決算に対する投資家の反 応は厳し過ぎたのかもしれない」と述べ、「第1四半期の決算は非 常に良好な内容になるだろう。これまでアナリストは企業の収益力 を過小評価してきた」と続けた。

◎米国債市場

米国債市場では10年債が3営業日続伸。先週の相場下落で、 利回りが昨年6月以来初めて4%へ上昇したものの、インフレ期待 が抑制されていることから、こうした水準の持続は不可能との観測 が強まった。

2年債と10年債の利回り格差は2.77ポイントと、2月に付け た過去最大の2.94ポイントから縮小した。期間の長い国債への需要 が拡大したことが背景。全米自営業連盟(NFIB)のリポートに よると、中小企業の景気に対する信頼感は3月に低下した。

ジェフリーズの債券金利部門共同責任者、クリストファー・ベ リー氏は「10年債利回りが4%に接近すると、買いが入っているよ うだ。今後数週間は新たな供給がないため、期間が長めの国債に投 資を拡大したいという潜在需要が多く見られた」と指摘。「景気に 対してはなお多くの不透明感が残っている上、インフレは引き続き 無いに等しい状況だ」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク 時間午後2時22分現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)低下の3.81%。一時は3.80%と、3月 24日以来の低水準を付ける場面もあった。同年債(表面利率 3.625%、2020年2月償還)価格は9/32上げて98 1/2。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場はほぼ3週間ぶりの大幅安。前日に昨 年12月初め以来の高値まで上昇したことで、この日は売りが優勢 となった。

金の相対力指数(RSI、7日ベース)は6日に70を上回り、 相場下落の可能性を示唆したが、この日は70を下回った。12日に は金相場はオンス当たり1170.70ドルと、昨年12月4日以来の高値 を付けていた。

フューチャーパス・トレーディングのトレーダー、フランク・ レシュ氏は「相場上昇を受けて売りが出た」と指摘。「金は新たな レンジで取引されており、昨日はその上限で推移した」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先 物相場6月限は前日比8.80ドル(0.8%)安の1オンス=1153.40ド ルで取引を終了。中心限月としては3月24日以来の大幅安となっ た。年初からは5.2%高。2009年には24%上昇していた。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油相場は5営業日続落。国際エネルギー機関 (IEA)が石油輸出国機構(OPEC)非加盟国の今年の石油供 給見通しを上方修正したほか、米原油在庫が増加したと予想されて いることから、供給懸念が強まった。

原油は一時2.2%安。IEAは月報でカナダや英国、ロシアで の増産を予想した。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によ ると、9日終了週の米原油在庫は増加したと見込まれており、過去 5年で最長の11週連続プラスとなりそうだ。

サミット・エナジー(ケンタッキー州ルイビル)のアナリスト、 ブラッド・サンプルズ氏は「原油高への対応で、米国やロシア、カ ナダでの供給増加が予想されている」と指摘。「2008年より前の投 資が実を結び始めている」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物5月限は前 日比0.29ドル(0.34%)安の1バレル=84.05ドル。一時は82.51ド ルまで下げる場面もあった。過去1年間では68%上昇した。過去最 高値は2008年7月に記録した147.27ドル。

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