ソロス氏:ギリシャは「死のスパイラル」リスクに依然直面

資産家のジョージ・ソロス氏は、 ユーロ圏諸国がまとめたギリシャ支援策は借り入れコストが高過ぎ るため、同国は依然として「死のスパイラル」に陥る危険に直面し ているとの認識を示した。

ソロス氏は13日、エコノミスト誌がロンドンで開催したイベ ントで、支援策の条件は現在市場で得られるものよりは有利なもの の、「まだかなり高めだ」と指摘。「これは支払い能力の問題だ。市 場のように支払い能力を見越して極めて高い金利を要求し始めれば、 支払い不能に追い込むことになる」と語った。

ユーロ圏財務相は11日、ギリシャ向けの300億ユーロ(約3 兆8100億円)規模の支援策で合意した。ギリシャが資本市場で資 金調達できなくなった場合、期間3年の融資を5%の金利で提供す る内容となっている。ギリシャが13日実施した国債入札では前回 を上回る需要がみられた。

ソロス氏は、支援策からの融資に適用される「譲許的な金利」 は、ギリシャが「目標を達成する」助けとなるだろうと指摘。「そ うならなければ、さらなる引き締めが必要となり、税収が減少し経 済はさらに落ち込み、死のスパイラルに陥る。その危険は依然とし て残っている」と語った。

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