4月13日の欧州マーケットサマリー:株は下落、アルコア決算に失望

欧州の為替・株式・債券・商品相 場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.3580 1.3592 ドル/円 93.19 93.24 ユーロ/円 126.55 126.74

株 終値 前営業日比 変化率 ダウ欧州株600 268.69 -.67 -.2% 英FT100 5,761.66 -15.99 -.3% 独DAX 6,230.83 -19.86 -.3% 仏CAC40 4,031.99 -18.51 -.5%

債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 .97% -.02 独国債10年物 3.15% -.03 英国債10年物 4.01% -.04

商品 直近値 前営業日比 変化率 金 現物午後値決め 1,148.25 -10.50 -.91% 原油 北海ブレント 84.64 -.13 -.15%

◎欧州株式市場

欧州株式相場は下落。米アルコアの1-3月(第1四半期)決算 で、売上高がアナリスト予想に届かなかったことを嫌気した。原油価 格の値下がりもエネルギー関連企業の業績見通し悪化につながり、売 りを誘った。

世界最大の鉱山会社BHPビリトンやフランスのトタルが安い。 アルコアの決算を受けて、景気回復の強さに対する疑念が強まった。 世界最大の金属切削工具メーカーのサンドビックも値下がり。クレ ディ・スイス・グループとモルガン・スタンレーが同社の投資判断 を引き下げたことが響いた。

ストックス欧州600指数は前日比0.3%安の268.69と、続落し て終了した。年初からは5.8%高。ブルームバーグのデータによると、 同指数の株価収益率(PER、実績ベース)はほぼ20倍と今年の最 高水準付近となっている。

フランクフルト・トラスト(フランクフルト)のファンドマネ ジャー、ライムント・ザクシンガー氏は「市場は一時の休息に入っ ており、業績動向を見極めたいという状況だ」と指摘。「最もあり 得るシナリオは、市場が決算発表を消化するなか、相場が今後2週 間ほぼ変わらずの水準で推移することだ。業績は今後数四半期には 伸び悩みが見込まれるものの、なお成長は続くだろう。市場もそれ を留意するべきだ」と述べた。

BHPビリトンが安い

BHPビリトンは1.2%安。資源株指数はストックス600指数の 産業別19指数の下落率トップだった。

トタルは1.1%値下がり。ニューヨーク原油相場は6週間ぶりの 大幅安となった。

サンドビックは1.7%安。クレディ・スイスは同社の投資判断を 「ニュートラル(中立)」から「アンダーパフォーム」に引き下げ、 モルガン・スタンレーは「オーバーウエート」から「イコールウエ ート」に下方修正した。

◎欧州債券市場

欧州債市場で、ギリシャ2年物国債利回りが1週間ぶり低水準に 近づいた。同国政府がこの日実施した短期証券の入札では調達額が政 府計画を上回り、ギリシャ債への需要持ち直しが示された。

ギリシャ2年債利回りは一時、前日比45ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下した。最大450億ユーロ(約5兆6930 億円) の緊急融資をめぐる欧州連合(EU)合意を受けて12日には利回りが 過去最大の低下となっていた。ギリシャはこの日、26週および52週 間物証券で15億6000万ユーロを調達。発行額は当初計画の12億ユー ロ上回った。

モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オ ストウォルド氏は「入札は非常に順調だった」とした上で、「ギリシ ャ債は若干上昇したが、短期証券は国債への需要を測る最良の目安と は言えない。今月または5月初めのドル建ての起債が試金石になるだ ろう」と話した。

ロンドン時間午後4時4分現在、ギリシャ2年債利回りは6.35%。 一時は5.84%まで下げる場面もあった。同国債(表面利率4.3%、2012 年3月償還)の価格は前日比0.09ポイント下げ96.39。ギリシャ10 年債利回りは10bp上昇し6.90%。

ギリシャは26週物証券7億8000万ユーロを利回り4.55%で発行 した。応札倍率は7.67倍。公債管理当局が13日発表した。7億8000 万ユーロの52週物は利回りが4.85%、応札倍率は6.54 倍だった。

ギリシャ政府は5月末までに116億ユーロの借り換えが必要。年 末までの資金需要はさらに200億ユーロ。ギリシャ債への信頼低下で、 1月の26週・52週間物証券入札での需要は1年ぶりの低水準だった。 同月に政府は13週物を含めて37億ユーロを調達した。

ブルームバーグのデータによると、ギリシャ10年債とドイツ10 年債のスプレッド(利回り格差)は15bp拡大し364bpとなった。 この日の独10年債利回りは3bp低下の3.15%、独2年債は0.98% と、前日を2bp下回った。

ブルームバーグのデータによれば、1月12日の26週物入札の応 札倍率は4.9倍(09年平均は6.2倍)だった。52週物も3.1倍で昨 年平均の5倍を下回った。1月の入札で、52週物の落札利回りは2.2% (前4回の入札の平均は1.62%)。同証券の利回りは先週、7.48%に 達していた。

◎英国債市場

英国債相場は上昇。10年債利回りは前日比4ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)低下し4.01%。2年債利回りも4bp下げ

1.15%となった。

英国政府はこの日、22億5000万ポンド相当の国債(2039年償還) 入札を実施。応札額は売却額の2倍に達した。英公債管理局(DMO) は先月、2010-11年度に総額1873億ポンド相当の国債を発行するこ とを明らかにした。昨年度の発行額は過去最大の2276億ポンドだった。

ニューヨーク・ニューズルーム   1-212- 617-3007

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 名子 知子 Tomoko Nago-Kern +1-212-617-2407 tnagokern@bloomberg.net Editor: Akiko Nishimae 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE