米財務長官:金融改革に向け「決定的な瞬間」-WP紙に寄稿

ガイトナー米財務長官は、金融改革 に向け「決定的な瞬間」が訪れたとの認識を示した。13日付の米紙ワ シントン・ポスト(WP)に寄稿した。

金融危機をめぐる米納税者の負担は1170億ドル(約10兆8900 億円)となる見込みだが、議会が「金融危機責任手数料」を承認すれば 納税者の負担はゼロになると指摘した。

さらに、危機の本物のコストは失われた数百万人の雇用と数兆ドル の貯蓄、数千社の企業の破たんだとし、重荷を次の世代に負わせてはな らないと戒めた。

ガイトナー長官は、将来の危機を阻止するため、消費者と投資家を 保護する制度を整備するとともに、大手金融機関の自己資本と流動性規 制を強化する必要があるとの見解を示した。銀行がヘッジファンドやプ ライベートエクイティ(未公開株)ファンドを保有したり、これらに投 資や出資すること、また自己勘定で取引することを制限する必要もある と指摘した。

その結果として、大手金融機関はレバレッジを低下させリスクテー クを減らすことが必要になるとし、強い規制を避け市場の規律に依存す る戦略は自ら災厄を招くものだとの考えを示した。

米国は決定的な瞬間に達しており、現在議会の手にある法案は新た な自己資本規制と公平なビジネス環境についての世界的合意に向けた 交渉で強い立場を確保するとともに、米国の家計を保護する独立機関の 設立やデリバティブ(金融派生商品)市場の透明性向上、大き過ぎてつ ぶせない金融機関から経済を守るのに役立つと論じた。

--

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: アムステルダム 木下 晶代 Akiyo Kinoshita +31-20-589-8544  akinoshita2@bloomberg.net Editor:Tsuneo Yamahiro 記事に関するエディターへの問い合わせ先: James Kraus at +44-20-3216-4827 or jkraus2@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE