トヨタの新型レクサスGXに「安全性のリスク」-米専門誌

トヨタ自動車の新型スポーツ多 目的車(SUV)「レクサスGX」に対して、米消費者団体専門誌コ ンシューマー・リポートは「安全性のリスク(セーフティー・リス ク)」があるとの評価を下した。

消費者団体コンシューマーズ・ユニオン(CU)が発行する同 誌は発表文で、レクサスの2010年モデル「GX460」に対する評価 は、緊急運転テストでのハンドリングを理由にしたものだと指摘し た。同誌から2001年以降に安全性のリスクの可能性があるという 評価を受けた車は他にないという。

同誌は、コネティカット州のテストコースで、レクサスGXの 後部が「横滑り防止装置(ESC)で安定を取り戻す前に、車体が ほぼ横向きになるぐらいまで横滑りした」と指摘。「現実の運転では、 そのような状況は横転事故につながり、重傷者または死者が出る可 能性もある」との見方を示した。

トヨタは意図しない急加速を招きかねない不具合を理由に世界 全体で800万台以上のリコール(無料の回収・修理)を実施、米国 内での信頼低下につながった。

トヨタの広報担当者ビル・クウォン氏は電子メールで、「コンシ ューマー・リポーツのレクサスGX460に対するテスト結果や、同 誌の購入者向け勧告について懸念している」と回答。さらに同モデ ルが米国の安全性基準に適合または上回っているとしながらも、ト ヨタとしてはテストと同じ結果になるかどうか試してみるとの意向 を示した。

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、GX460に搭載さ れたESCが基準を満たしていれば、「CUのテストで起きたとされる 後部が左右に振れるスリップは防げるはずだ」との見解を示し、万全 に基準を満たしているかどうかを確認する作業を進めていると発表。 レクサスSUVに搭乗する際には「十分注意して慎重に」運転すべき だと注意を喚起している。

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