米パーム、身売り先探しでゴールドマンとカタリストを起用-関係者

携帯情報端末(PDA)メーカー の米パームは、早ければ週内にも買収案を募る公算がある。事情に詳 しい関係者3人が明らかにした。

身売り計画が公表されていないことを理由に関係者らが匿名を条 件に語ったところによれば、パームは買い手探しに、ゴールドマン・ サックス・グループやフランク・クアトロン氏率いるカタリスト・パ ートナーズを起用。台湾の宏達国際電子(HTC)や中国のレノボ・ グループ(聯想集団)が身売り先候補となる可能性があるという。

パームは、携帯電話端末メーカー、フィンランドのノキアに買収 されるとの観測で過去に株価が上昇したことがある。ノキアは12日、 パームへの関心の有無についてコメントを控えた。

関係者2人によると、米デルも買収を検討したが、提案しないこ とに決めたという。デルの広報担当ジェス・ブラックバーン氏に電話 でコメントを求めたが返事はなかった。

豪マッコーリー・グループのテクノロジー担当アナリスト、ルー・ チャリン氏は、中国企業は海外での事業拡大に「極めて意欲的だ」と 指摘。中国の2大通信機器メーカー、華為技術とZTE(中興通訊) もパーム買収に乗り出す可能性があると予想した。

非公開企業である華為技術の広報担当ロス・ガン氏は、合併・買 収(M&A)の憶測については会社の方針としてコメントしないとし たものの、機会には常に門戸を開いていると言明。これまでのところ ZTEの広報担当、マルグレーテ・マ氏からコメントは得られていな い。

ブルームバーグのデータによると、米コンピューター業界で過去 1年間に133件の買収が発表され、純負債を含めたベースで平均プレ ミアム(上乗せ)は56%だった。前営業日時点のパームの企業価値が 9億6200万ドル(約890億円)であることを考慮すると、この平均プ レミアムは、パーム買収金額が16億ドルとなる可能性を示唆している。

12日のナスダック市場でパームの株価は前週末比17%高の6.04 ドルで終了。出来高は過去最大の1億4900万株と、過去1年間の1日 当たり平均の10倍強に達した。

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