米中貿易摩擦はアジア経済最大の脅威、危険性が増す-マブバニ氏

シンガポールのリー・クアンユー 公共政策大学院院長、キショール・マブバニ氏は、米中間の貿易摩擦 について、アジア経済にとって最大の脅威であるとの見解を示した。

シンガポール国連大使を務めたマブバニ氏は12日、東京でインタ ビューに応じ、「数週間ほど前にある種の瀬戸際まで接近したように思 える。かなり危険性が増している状況のようだ」と指摘。ワシントン で今週開催の核安全保障サミットへの出席を決めた中国の胡錦濤国家 主席の判断は、通商戦争のリスクを軽減する「極めて前向きな兆候」 だったとの見方を明らかにした。

米議員の一部は、過小評価された人民元は中国の輸出企業に有利 に働くため不公平だと主張し、同国を為替操作国と認定するようオバ マ政権に圧力を掛けている。ガイトナー財務長官は、半年次為替報告 の議会への提出を先送りした。

「『アジア半球』が世界を動かす」の著者でもあるマブバニ氏は「米 議員の愚かさには目を見張るものがある。米国には大きな力があり、 演壇に立って叫びさえすれば誰もが耳を傾けると今も信じている」と 語った。

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