ユーロ:長期的には一段の下落余地、構造的な懸念で-モルガンS

ユーロ圏各国の構造的な懸念から ユーロは一段と下落する余地がある。米モルガン・スタンレーのグロ ーバル為替ストラテジー共同責任者、ソフィア・ドロッソス氏(ニュ ーヨーク在勤)がこうした見方を示した。

ドロッソス氏は、欧州連合(EU)のユーロ圏がギリシャに対し 最大450億ユーロ(約5兆6700億円)の融資を供与する支援策で合意 したことを受けユーロは短期的には上昇する可能性があるが、長期的 には下落を見越した投資をすべきだと述べた。

ドロッソス氏はブルームバーグラジオでインタビューに応じ、「緊 縮財政を約束した各国がそれを実行できるかどうかが重要な問題だ」 と指摘。「1つには、債務返済に向けた税収拡大が可能となる経済成長 を達成する必要がある」と語った。

ユーロ圏各国の財務相は11日、最大300億ユーロ、期間3年の融 資を今年提供することで合意。金利は約5%と、既存の3年物ギリシ ャ国債利回りの6.98%を下回る。これとは別に国際通貨基金(IMF) が150億ユーロを融資する。

ギリシャは償還を迎える債務の返済資金として5月末までに116 億ユーロを、年内には利払いと今年の赤字補てんの財源として、さら に200億ユーロを調達する必要がある。

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