【テクニカル分析】原油相場、94ドルまで上昇へ-バークレイズ

バークレイズ・キャピタルのテク ニカル分析によると、原油相場は今年の高値である1バレル=87ドル を超え94ドルまで上昇する可能性が高い。

原油先物は6日に1年半ぶりの高値87.09ドルまで上昇した後、

2.2%下落している。バークレイズは原油相場について、2008年夏に 付けた過去最高値と同年12月の4年ぶり安値の中間点に向けて動く中 で再び上昇すると予想した。

バークレイズのアナリスト、マクニール・カリー氏らはリポート で、「現時点では今後89.87-90ドル、さらには92.25-94ドルを 目指す強気のバイアスを維持している」と指摘した。

原油価格は08年7月11日に過去最高値147.27ドルを付けた後、 同年12月19日には32.40ドルまで落ち込んだ。リセッション(景気 後退)の影響で世界の石油需要は1980年代以来の減少となったことが 背景。テクニカル分析では、相場が前回の高値と安値の中間点を目指す とされることが多い。

ただ、バークレイズによると、原油限月間の価格差の拡大や精製マ ージンの低下は、相場がますます下落に「向かいやすくなっている」こ とを示唆する。

原油先物の翌月物と期近物との価格差は12日に1バレル当たり83 セントに拡大し、昨年12月21日以降で最大となった。ガソリンと原 油の価格差であるクラックスプレッドは5月限で過去5週間に16%低 下し1バレル当たり12.05ドルとなった。

バークレイズのアナリストらはリポートで「地合いとポジションが 極端な強気に傾くなか、81.92ドルの下値支持線が維持できなかった場 合は大幅な修正安になりそうだ」との見方を示した。

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