米アルコア1-3月期:赤字幅縮小-売上高は予想下回る

米アルミ生産最大手、アルコアの 2010年1-3月(第1四半期)決算は、赤字幅は縮小したが、売上高 がアナリスト予想を下回った。アルミ価格は上昇したものの、一部の 分野での販売不振による影響を補い切れなかった。

12日の同社発表によると、純損益は2億100万ドル(1株当たり 20セント)の赤字で、前年同期の4億9700万ドル(同61セント)か ら赤字幅が縮小した。売上高は前年同期比18%増の48億9000万ドル。 一部項目を除く1株利益は10セントとなり、ブルームバーグがまとめ たアナリスト17人の予想平均9セントを上回った。

利益予想はエネルギーや原材料価格上昇を理由にこの1カ月で約 5割引き下げられていた。第1四半期のアルミ価格が平均で前年同期 を57%上回ったにもかからわず、第1四半期の売上高はアナリスト8 人の予想平均52億3000万ドルに届かなかった。

カナダのファースト・アセット・インベストメント・マネジメン トで運用に携わるジョン・スティーブンソン氏は「アルコアの業績は 基本的には、下方修正されていた予想に沿っており、予想を突き破っ たわけではない」とし、「素晴らしい四半期でも、悲惨な四半期でもな かった」と指摘した。

アルコアの株価は決算発表を受けた時間外取引で一時、8セント 安の14.49ドル。年初からこの日の通常取引終値までの騰落率はマイ ナス9.6%。同社はダウ工業株30種平均の構成銘柄で最初に1-3月 期決算を発表する。

第1四半期の純損益には、米メリーランド、ノースカロライナ州 の精錬所の閉鎖・解体費用など特別費用約2億9500万ドル(1株当た り29セント)が計上されている。

クラウス・クラインフェルト最高経営責任者(CEO)はアナリ ストとの電話会議で、「最終消費者の市場は引き続き力強い」とした上 で、「10年は09年より明らかに改善するが、多くの分野で過去の水準 を下回るだろう」と予測した。

また、乗用車や航空機、飲料用缶に利用されるアルミの全世界で の需要が今年10%増加する見通しをあらためて示した。

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