VIX、2007年7月以来の低水準-ギリシャ支援策合意で

米国株オプションの指標、シカゴ・ オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)が12 日、一時2007年7月以来の低水準を付けた。610億ドル(約5兆6900 億円)規模のギリシャ支援策がまとまったのを受け、株式相場が上昇 したのが背景。

VIXは前週末比3.5%安の15.58。一時15.23まで低下した。S &P500種株価指数は0.2%高の1196.48。VIXは、S&P500種の 下落に備えた保険(オプション)コストの目安となっている。

サントラスト・ロビンソン・ハンフリー・キャピタル・マーケッ ツのボラティリティトレーダー、ニール・デービス氏(アトランタ在 勤)は「欧州ソブリンリスクの持続に対する懸念があるにもかかわら ず、株式相場は上昇し続けている」と指摘。「低水準の実現ボラティリ ティが示すように、状況は非常に良い」と語った。

この日は、S&P500種の過去の動きを反映する20日物の実現ボ ラティリティが7.66と、今月1日に記録した3年ぶりの低水準(6.66) 付近。米国株は上昇し、ダウ工業株30種平均は1万1000ドル台で取 引を終了した。ユーロ圏16カ国と国際通貨基金(IMF)がギリシャ 支援策で合意に達したのを受けた。

一方、下落に備えたヘッジ需要は根強い。ブルームバーグがまと めたデータによれば、S&P500種のプット・オプション(売る権利) のプレミアムと、コール・オプション(買う権利)のプレミアムとの 差、いわゆるスキュー(ゆがみ)は08年6月以来の高水準に拡大した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE