ギリシャ支援は問題を「金で解決」、モラルハザード悪化-ジョンソン氏

ギリシャへの支援パッケージは、 同国の財政赤字問題を「金で解決」するものであり、ギリシャの赤 字問題に取り組む意欲を損ねた。国際通貨基金(IMF)の元主任 エコノミスト、サイモン・ジョンソン氏が指摘した。

ジョンソン氏はブルームバーグ・テレビジョンのインタビューで、 「支援パッケージは短期的には状況を安定化させる一助となった」 と述べ、「しかし適切なプログラムというものを考えるべきであっ たし、ギリシャ財政問題の解決にはもっと望ましいアプローチがあ ったはずだ。支援パッケージは財政問題をただ金で解決するだけで、 以前から指摘されていたモラルハザード(倫理観の欠如)の問題を 悪化させた」と続けた。

ギリシャの借り入れコストが11年ぶり高水準に達したことを受け、 ユーロ圏の財務相らとIMFは、市場金利を下回る金利で合わせて 最大450億ユーロ(約5兆7100億円)の融資提供を約束した。

現在は米マサチューセッツ工科大学(MIT)で教授として金融 学を教えるジョンソン氏は、「ギリシャはこれを好機ととらえ自分 たちで解決することもできるが、非常に厳しいだろう。問題を整理 する意欲は短期的には失われてしまった」と述べ、「私は楽観的で はない」と語った。

原題:Greek Aid ‘Thrown’ at Budget Worsens Moral Hazard, Johnson Says

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