12日のポーランド金融市場:通貨ズロチが上げに転じる、株価も上昇

外国為替市場ではポーランド・ズ ロチが上げに転じた。週末に同国の大統領や中央銀行総裁が搭乗の政 府専用機が墜落したため、朝方は下落していた。シティグループやR BCキャピタルは、この惨事が欧州で最も力強い経済国の1つである 同国に悪影響を及すことはないとの見方を示した。

ワルシャワ時間午後1時13分現在、ズロチはユーロに対して前 週末比0.2%高の1ユーロ=3.8642ズロチ。一時は0.7%下げる 場面もあった。年初からは6.2%値上がり。代表的な株価指数、ワル シャワWIG20種指数は0.5%高と、今年の上昇率は7.5%に拡大し た。

信用危機の際に欧州連合(EU)加盟国の中では唯一、リセッシ ョン(景気後退)を回避したポーランドの経済成長が加速し、記録的 な国家資産の売却が財政赤字の穴埋めに寄与するなか、アナリストは 相場上昇は継続するとの見方を示している。

ポーランドのカチンスキ大統領やスクシペク中銀総裁をはじめ、 野党や軍指導者を含む96人は、ソ連時代にロシアの「カチンの森」付 近で起きたポーランド兵虐殺事件の追悼記念式典に出席する途上だっ た。

シティグループの新興市場ストラテジスト、ルイス・コスタ氏は、 「極めて悲しい出来事だが、これが良好な政策運営に基づいたポーラ ンド経済に方向転換をもたらすことはないだろう」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE