米リセッションの終了宣言は「時期尚早」-NBER委員会(Update1

米国でのリセッション(景気後退) 期を判断する全米経済研究所(NBER)の景気循環判定委員会は、 今回のリセッションの終了を宣言するのは「時期尚早」との見方を示 した。これに対し、同委員会の8人の委員の1人が反対を表明した。

同委員会はウェブサイトに12日掲載した発表文で、「大半の経済 指標は上向いてきているが、現在のデータを基に景気の谷を認定する のは時期尚早だろうとの結論に達した」と説明。「経済指標の多くは現 時点ではかなり初期的なものであり、今後数カ月で修正されるだろう」 と指摘した。

同委員会はリセッションについて、持続的な期間にわたる経済活 動の「大幅な」減少と定義している。減少は国内総生産(GDP)や 雇用、鉱工業生産、売上高、所得などの統計に表れる。

同委員会のメンバー、ノースウエスタン大学のロバート・ゴード ン教授は、今回の委員会の判断には「強く」反対すると電子メールで 表明。「リセッションの終息は明らかだ」とした上で、米国経済は「小 売売上高やサービス業活動、その他ほとんどの指標の発表に毎日みら れる力強い回復基調を享受している」とした。

同委員会はリセッション入りを2007年12月とする判断を再確 認した。リセッションは通常、2四半期連続のGDPマイナス成長と 定義されているが、同委員長が景気判断の根拠とするのは、この指標 だけではない。委員会メンバーは経済の前月比の変化を注視している。

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