香港株(終了):下落、不動産・金融株安い-バブル懸念が再燃

香港株式市場では、指標のハンセ ン指数が下落。ユーロ圏諸国によるギリシャ支援策合意が世界経済の 回復を下支えするとの楽観的観測が浮上したものの、不良債権と不動 産投機の抑制を狙った中国の引き締め策への懸念が再燃したことが響 いた。

中国政府系の不動産会社、中国海外発展(688 HK)は3.7%安。 銀行監督当局が不良債権を防ぎ、不動産投機を抑制する取り組みを強 化したことが響いた。中国最大の保険会社、中国人寿保険(2628 HK) は0.3%下落。時価総額で世界最大の銀行、中国工商銀行(1398 HK) は0.8%の値下がり。中国2位の銀行、中国建設銀行(939 HK)は1.6% 安。

一方、売り上げの85%を欧州で稼ぐ衣料小売り、エスプリ・ホー ルディングス(330 HK)は2.4%高となった。

野村アセットマネジメント(香港)のポートフォリオマネジャー、 沈曉敏氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、「不 動産部門に関しては慎重になる必要がある」と指摘。「あまりにも多額 の資金が動いている。政府が引き締め策について検討しているのはそ のためだ」と説明した。

ハンセン指数は前週末比70.33ポイント(0.3%)安の22138.17 で終了。取引時間中には一時0.8%高となった。ハンセン中国企業株 (H株)指数は同0.7%安の12953.45で引けた。

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