日本紙G:アジア中心にM&A展開、海外拡大で収益確保-芳賀社長

製紙国内2位の日本製紙グループ本 社の芳賀義雄社長(60)は8日、ブルームバーグ・ニュースのインタビ ューで、アジアを中心とする海外市場での合併・買収(M&A)などに ついて以下のように語った。

中国、オーストラリアなどの海外展開について:

「アジアを中心に売上高などの海外事業比率で3割を目指す。オー ストラリアや中国などパンパシフィックに積極展開していく。中国で は段ボール・板紙は印刷関連の紙より高い成長が期待できる。ここ10 年は供給不足、需要が勝つ。物や食料などを運搬する紙が活用されてい く」

「オーストラリアは製紙会社が少ない。ほとんど欧州、アジア、日 本からで7割が輸入。日本の木材チップ輸入は豪州からが一番多く、わ れわれが使う原料が多く存在する。将来的に投資していけば、もっと大 きな会社に発展する」

M&Aについて:

「アジアを中心にM&Aを展開していく。われわれの目指す方向と 一致した、成長しているところでターゲットの窓口は広くある」

国内紙需要の見通しについて:

「国内の紙需要については、広告、雑誌、書籍など電子媒体への移行 で影響が少なからず出てくる。メーカーとしては生産能力を80%にダウ ンサイジングする」

前期(2010年3月期)業績について:

「サプライズはあまりなく、コストダウンが順調に進んだ。オースト ラリアの子会社が2009年7月以降業績に寄与した」

新規事業について:

「最終的に紙にしていくところから基本は離れないが、周辺の技術な どいろいろなことをチャレンジしていきたい。花粉症を緩和するコメな どバイオ技術から出てくるものなど新たな事業を展開し、将来の事業の 柱の一つにしていきたい」

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