国連の温暖化対策会合は物別れ-コペンハーゲン合意の扱い先送りで

国連の温暖化対策に関してドイツ のボンで11日まで3日間にわたって開催された会合で、米国が主導し た温暖化対策に関するコペンハーゲン合意の扱いをめぐる決定が先送り された。2013年以降の温暖化ガス削減に向け新たな枠組みが採択され る可能性は薄れている。

会合には175カ国の代表が参加。09年12月にオバマ米大統領がコ ペンハーゲンで署名した合意のうち、どの部分を国連の公式文書に含め るかについては、ジンバブエ特使でこの会合の議長を務めたマーガレッ ト・ムカハナナサンガルウェ氏に一任された。

米国の交渉責任者、ジョナサン・パーシング氏は、コペンハーゲン 合意を支持した国々が、スーダンやサウジアラビアなど合意に重要な位 置付けを与えないことを目指す国々に加わる作戦を取っていることにつ いて「完全にずれている」と非難。「腹立たしい」と述べた。交渉を主 導した国連担当者によると、この意見の対立により、温暖化対策の新た な枠組みが12月にメキシコのカンクンで開かれる第16回国連気候変 動枠組み条約締約国会議(COP16)で採択される可能性は低くなって いる。

国連気候変動枠組み条約の事務局長を7月1日に辞任予定のイボ・ デブア氏は「法的拘束力のある枠組みがカンクンで採択される可能性が あるとは、わたしは全く考えていない」と語った。

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