露ルサール:09年通期は黒字、アルミ需要持ち直しが寄与

世界最大のアルミニウムメーカー、 ロシアのUCルサールの2009年通期(1-12月)純損益は8億2100 万ドル(約766億円)の黒字となり、前年の60億ドルの赤字から改善 した。アルミの需要が持ち直したほか、同社が25%出資するロシアの 鉱山会社ノリルスク・ニッケルの株価が2倍余り上昇したことが寄与 した。ルサールは12日、ビジネスワイヤを通じて決算を発表した。

EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は5 億9600万ドル。ブルームバーグが集計したアナリスト9人の予想中央 値は5億6200万ドルだった。

野村インターナショナルのアナリスト、ウラジミール・ジュコフ 氏(モスクワ在勤)は「留意すべき重要な点は、ルサールが今年どう やって、ロシア国内でコスト・インフレを管理するかだ」と指摘した。 同氏は決算発表前の段階で、ルサール株の投資判断を「ニュートラル (中立)」としていた。

資産家のオレグ・デリパスカ氏が経営権を握るルサールは、今年 1月にロシア企業として初めて香港で新株を発行し、債務削減のため に22億ドルを調達した。同社は世界的なリセッション(景気後退)緩 和に伴い、今年は生産量を3%引き上げる。

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