ティファニーなど米国企業、在庫補充進める-二番底懸念さらに低下へ

ティファニーやホーム・デポなど 米国企業が商品の在庫補充を進めている。こうした動きは経済成長を 押し上げる見通しで、景気の回復軌道は2010年も続く公算が大きい。

ティファニーのジェームズ・フェルナンデス最高財務責任者(C FO)は3月22日、アナリストに対し、同社が今年に「一けた台後半 の在庫増加」を計画していると述べた。同社は新規店舗開設を進めて いる。米ホームセンター最大手ホーム・デポのキャロル・トームCF Oは2月23日のアナリストとの電話会議で、同社が販売増を支えるた め、今年「在庫を積み増す」と述べた。

米JPモルガン・チェースの世界経済担当ディレクターのデービ ッド・ヘンズリー氏は、「われわれは在庫補充の段階に移りつつある」 と指摘。「第1、第2、第3四半期と連続して経済成長が押し上げられ るだろう」と述べた。

JPモルガンは2日の顧客向けのリポートで、債券より株式を優 先する「リカバリー・トレード」の継続を推奨し、景気回復期に上昇 する「景気循環株」をオーバーウェイトとした。ホーム・デポやナイ キなど消費関連株を組み入れた上場投資信託(ETF)「コンシューマ ー・ディスクレショナリ-・セレクト・セクター・SPDRファンド」 は、2009年3月9日の安値から112%高となっている。

グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長は4日、 ABCの番組「ジス・ウイーク」で、「経済でまだ十分に人に注目され ていない分野は、この在庫回復が今後どれだけ重要になるかというこ とだ」と述べた。また、米経済が二番底に陥る確率は「過去2カ月間 で極めて著しく低下した」と述べた。

二番底の可能性

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト46人を対象に実施した 4月の調査によると、今年米経済がリセッション(景気後退)に再び 陥る可能性は15パーセントと、2009年9月の25%から低下した。

米商務省によると、2009年10-12月期の米GDP(国内総生産) の成長率は前期比年率5.6%増と、6年ぶりの高い伸びとなった。在 庫のGDP寄与度は3.8%と最大だった。

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