ユーロ圏:ギリシャ支援条件で合意、3.8兆円融資枠-声明

ユーロ圏16カ国は11日、ギリシ ャ支援の具体的条件で合意した。声明は以下の通り。

3月25日のユーロ圏首脳の声明を受けて、ユーロ圏各国は、域内 全体としての金融の安定を守るためにギリシャに対して必要な場合に 提供される金融支援の条件で合意した。

ユーロ圏各国は国際通貨基金(IMF)融資を含む包括的支援の 一環として、欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会によ って主にプールされる二者間融資を通じて、資金提供を行う用意があ る。欧州委は欧州中央銀行(ECB)とも連携し、4月12日からIM F、ギリシャ当局とともに(2月のEU経済・財務相会合が採択した 勧告に基づく総額と条件を含む)共同プログラムに関する作業を開始 する。

同時にユーロ圏各国はギリシャに対する速やかな支援の遂行を可 能にするため、国家レベルで必要な措置に取り組む。各国は必要に応 じて支援の発動を決め、融資の実行は参加するユーロ圏諸国によって 決定される。プログラムの適用期間は3年となる。

ユーロ圏各国はIMFとともに設計され、IMFも協調融資する 共同プログラムにおいて、資金の必要を賄うため初年度に最大300億 ユーロ(約3兆8000億円)の拠出を準備する。

2年目以降の金融支援は、共同プログラムの合意に基づき決定さ れる。ギリシャに市場での資金調達の再開を促すため、ユーロ圏各国 の融資は優遇的ではない金利で供与される。若干の調整は伴うものの、 IMFが用いる価格設定方式が、ユーロ圏各国による二者間融資の条 件設定の適切な基準となる。変動金利による融資は3カ月物欧州銀行 間取引金利(EURIBOR)を基準とする。

固定金利による融資は対応する期間のEURIBORスワップレ ートに300ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上乗せする。 期間が3年を超える融資残高にはさらに100bpを上乗せする。IM Fの手数料と整合性を持たせるため、運用コストに対して最大50bp の1回限りのサービス手数料を請求する。4月9日時点でギリシャ向 け期間3年の融資の固定金利は約5%となる。

ユーログループ(ユーロ圏財務相会合)は、ギリシャ当局と欧州 各国による断固とした取り組みが、ギリシャ経済の財政および構造的 な課題の克服を可能にすると確信している。年初以降の予算の執行は、 これまで講じられてきた措置が成果を上げつつあることを示しており、 ユーログループとしてこれを歓迎する。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 守護 清恵 Kiyoe Shugo  +81-3-3201-7499

kshugo@bloomberg.net Editor: Ryoji Uchida

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