米企業の社債保証コストは上昇-民間雇用者数の予想外の減少が影響

31日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが上昇。民間 統計で3月の米民間部門の雇用者数が予想外に減少したことが嫌気さ れた。

マークイット・グループによると、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数(シリーズ14)のスプレ ッドはニューヨーク時間午後3時10分(日本時間4月1日午前4時 10分)現在、1.9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の 約88.2bp。マークイットとCMAデータビジョンの調べによると、 3月は3.3bp低下と、2カ月連続で下げた。

米労働省が4月2日発表する3月の雇用統計では、雇用者数は前 月比18万4000人増が見込まれている。債券投資家は、米連邦準備制 度理事会(FRB)が低金利維持の方針を見直すほど急ピッチではな いが、景気が回復していることを裏付ける情報を模索していると、バ ークレイズのジェーソン・クイン氏(ニューヨーク在勤)は指摘する。

クイン氏は30日のインタビューで、「市場は現時点で、一貫した データを求めている」とし、「トレンドが上向いているとの見方が大勢 だが、データが急ピッチの動きを示し、強過ぎる内容であると、市場 は金融引き締めを警戒し始める。一方、少なくとも予想に達しなけれ ば、市場は失望する」と述べた。

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