アルセロール・ミタルCEO:鉄鉱石価格の上昇、顧客に転嫁する方針

世界最大の鉄鋼メーカー、欧州の アルセロール・ミタルのラクシュミ・ミタル最高経営責任者(CEO) は、原材料コストの上昇分を顧客に転嫁する方針を明らかにした。4 -6月(第2四半期)の鉄鋼価格についてはトン当たり150ドル(約 1万4000円)上昇するとみている。

ミタルCEOはロンドンでインタビューに応じ、「鉄鋼の生産コス トは今後上昇が見込まれ、上昇分を顧客に転嫁することになる」と語 った。メタル・ブリティンのデータによれば、ミタルは指標となる欧 州の熱延鋼コイルの価格が現在のトン当たり700ドル前後の水準から 21%上昇すると予想している。

鉄鉱石生産で世界最大手、ブラジルのヴァーレやオーストラリア のBHPビリトンが40年間続けてきた年次価格設定の慣行を取りや めることで、鉄鉱石価格は急上昇する公算が大きい。欧州鉄鋼連盟(E UROFER)は、鉄鉱石価格の上昇局面での契約短期化は、顧客の コストを最大3分の1押し上げる可能性があると警告している。

欧州自動車工業会(ACEA)は31日、欧州の自動車業界が鉄鉱 石価格の上昇を「非常に懸念している」との声明を発表した。

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