ギリシャ支援問題、「振り出しに戻りつつある」可能性-国債相場下落

1週間前に欧州各国が取りまとめ たギリシャ救済計画はこれまでのところ、各国首脳らが期待したよう な同国の借り入れコスト低下には結び付いていない。

10年物ギリシャ国債利回りは、欧州連合(EU)首脳が25日に 支援の青写真で合意して以来24ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇し6.522%。これは1カ月ぶりの高水準であり、ドイ ツ国債利回りの2倍強だ。ギリシャが29日に起債した7年債は31日 続落した。

クラインオート・ベンソンの債券調査責任者、フィリス・リード 氏(ロンドン在勤)は「彼らが構築しようと望んでいたのは決して利 用される必要のない取り決めだった」と指摘し、「市場はこの点をかぎ つけており、状況は振り出しに戻りつつあるようだ」と述べた。

借り入れコストが上昇すれば、EU首脳らはまだ肉付けが必要な 支援の仕組みを配置する必要が生じ、支援実行時の国際通貨基金(I MF)の役割を決めることを迫られる。また、ドイツのメルケル首相 は公的資金による救済について世論の反発に直面せざるを得ない。

EU当局者らは今のところ、ギリシャ政府が財政赤字の対国内総 生産(GDP)比を昨年の12.7%から8.7%に削減する計画を実行 すれば、同国債利回りは低下するとの見通しを示している。トリシェ 欧州中央銀行(ECB)総裁は31日にストックホルムで、ギリシャ が取る措置を投資家は「次第に評価していくだろう」と予想。EUの アルタファイ報道官はギリシャの赤字削減計画は「軌道に乗っている」 との認識を示した。

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