デュークFRB理事:米銀は引き続き脆弱、融資減少を「深刻に懸念」

米連邦準備制度理事会(FRB) のデューク理事は、1930年以降で最悪のリセッション(景気後退) を経て米銀は引き続き脆弱(ぜいじゃく)な状態にあると指摘、融 資を拡大できていないことに「深刻な懸念」を表明した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は16日の声明で「銀行融資は 縮小を続けている」と指摘、米経済が回復に向かうなか個人消費を 鈍らせかねないとの懸念をあらためて示した。クレジットカードな どのリボルビングローンは1968年の集計開始以降で最長の16カ月 連続で減少した。

デューク理事はアリゾナ州スコッツデールで開かれたウエスタ ン・インディペンデント・バンカーズ(WIB)主催の会議で講演 し、融資の減少は「深刻な懸念であり、この傾向を覆すべく協調し て取り組まなければならない」と訴え、「銀行のポートフォリオに は今もかなりの延滞債権が残っている。一方で、中小企業や消費者 からは融資を得られないとの報告もある」と続けた。

同理事はさらに、「ここ数カ月にかけて金融市場の状況は著しく 改善している一方、銀行業界は引き続き脆弱だ」と指摘。「銀行の 破たん率の上昇ペースは加速しており、今後しばらくは高水準にと どまりそうだ」と述べた。

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