欧州株:下落、格下げでギリシャの銀行安い-米民間雇用者減も嫌気

欧州株式相場は下落。米民間雇 用者数が3月に予想外に減少したことや、格付け会社ムーディーズ・ インベスターズ・サービスが複数のギリシャの銀行の格付けを引き下 げたことを嫌気した。

ギリシャの銀行EFGユーロバンクとギリシャ国立銀行はともに 下落。ムーディーズは両社を含む5行の預金と債務格付けを引き下げ た。英最大の鉄道運営会社ファーストグループも値下がりし、ストッ クス欧州600指数構成銘柄では下落率2位となった。同社は「業績の 伸びが緩やかになる」との見通しを示した。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%安の263.57で引け た。同指数は月間では7.2%高、四半期ベースでは3.8%上昇した。 ギリシャの財政赤字削減を助けるため、欧州連合(EU)が同国への 緊急金融支援で合意したことが背景にある。

この日は米ADP民間雇用者の統計が発表されると、下げに転じ た。労働市場の回復は大半のエコノミスト予想ほど力強くないとの懸 念が強まった。

フォルティス・グローバル・マーケッツのシニア仕組み証券スト ラテジスト、フィリップ・ガイゼル氏は「下半期はあまり成長が見込 めず、『二番底』のシナリオもなおリスクとして残っている」と述べた。

ギリシャの銀行が安い

EFGユーロバンクは2.9%安、ギリシャ国立銀行は2.6%値 下がり。ファーストグループは4.2%下げた。

一方、時価総額でアイルランド最大の銀行、アイルランド銀行は 24%急伸。昨年11月以来の大幅高となった。

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