欧州債:ドイツ債上昇、1-3月期もプラス-安全への逃避需要続く

欧州債市場ではドイツ国債相場 が上昇。四半期ベースでもプラスとなった。多額の財政赤字を抱え る欧州諸国の資金調達不安が続いており、安全資産としてのドイツ 国債に対する需要が高まった。

この日のドイツ10年債利回りは年初来の最低まで3ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)まで迫ったが、その後はフランス の国債入札を明日に控えて水準を戻した。

ギリシャ国債は軟調。米格付け会社ムーディーズ・インベスタ ーズ・サービスがギリシャの銀行5行の信用格付けを引き下げたこ とが売りにつながった。ギリシャが30日実施した国債入札は不調だ った。ギリシャ公債管理局の責任者、ペトロス・クリストドゥル氏 は、ドル建て債券を5月初めまでに発行する計画を明らかにした。

クレディ・アグリコルCIB(ロンドン)の債券ストラテジス ト、ピーター・チャットウェル氏は、「ギリシャの資金調達能力を めぐる懸念が高まる中、安全投資への需要でドイツ国債に買いが入 った」と述べた上で、ギリシャが「ドル建て債券が成功すれば全体 的な調達リスク低減につながるだろう」と語った。

ロンドン時間午後4時29分現在、独10年債利回りは前日比1 bp低下の3.10%。一時は3.08%まで低下した。同国債(表面利率

3.25%、2020年1月償還)価格は0.11ポイント上げ101.27。2年債 利回りも1bp低下し0.96%となった。0.94%まで低下する場面も あった。

独10年債に対するギリシャ10年債のプレミアム(上乗せ金利) は前日比9bp拡大の342bp。一時は2月25日以降で最大となる 346bpまで拡大した。ギリシャの10年債利回りは前日比6bp上 昇の6.57%。ギリシャ2年債は24bp上昇の5.29%。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE