米BOA:海外事業の拡大、人員増強とメリル活用で買収依存を脱却へ

米銀バンク・オブ・アメリカ (BOA)は人員増強と傘下のメリルリンチを通じたサービス提供 により、今後は買収に頼らず、自力での海外成長を目指す。BOA の法人・投資銀行部門の共同責任者、ポール・ドノフリオ氏が明ら かにした。同社はこれまで外国企業への出資により海外事業を拡大 してきた。

ドノフリオ氏は29日のインタビューで、欧州や中東、アフリカ、 アジアで「メリルリンチはBOAの3倍にも上る協力関係を築いて いた」と指摘。新興市場は「当社が最も早期に機会を獲得できる市 場だ」と述べた。

ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)の指揮下で 国際市場での役割拡大を目指すBOAは、メリルリンチを昨年1月 傘下に収めたことで国外で活用できるリソースを増やした。BOA は資産規模で米銀最大だが、海外に関係する資産はそのうち17%に とどまっている。

ドノフリオ氏(50)は「BOAメリルリンチが潜在能力を完全 に発揮するためには、米国外で優れた企業になる必要がある」と発 言。欧州やほかの成熟した市場よりも、協力関係が比較的確立され ていない新興国市場が最も事業成功の可能性が高いとの見方を示し た。同氏はグローバルバンキング・市場部門のトーマス・モンタグ 社長の直属で、同社の投資銀行部門には1999年から勤務している。

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