ソニー:京セラに中小型LCD生産の野洲事業所を売却へ(Update1)

ソニーは31日、中・小型液晶TFT 液晶ディスプレー(LCD)事業を展開する100%子会社ソニーモバイ ルディスプレイ(SMD)野洲事業所(滋賀県野洲市)での設計・製造 事業を京セラに売却すると発表した。ソニーは合理化のため資産圧縮を 進めており、今回の売却もその一環。売却予定日は6月1日。

ソニーはデジタルカメラや携帯電話などに使われる中・小型LCD 生産拠点をSMDの東浦事業所(愛知県知多郡)と4月1日に設立予定 の鳥取事業所(鳥取市)に集約する。

野洲と東浦は画質に優れた低温ポリシリコンTFT液晶を製造。鳥 取はセイコーエプソンから譲り受けた事業所で、低価格なアモルファス シリコンTFT液晶を製造する技術と生産力を持つ。

売却に伴い事業に関わる従業員350人も6月1日付で京セラに転籍 させる予定。売却額は公表していない。今回の売却で固定資産の減損に よる損失が発生するが、2月4日に発表した10年3月期の構造改革費用 1300億円に織り込み済みで今期の連結業績に与える影響は軽微。

京セラの宇佐美賢・広報担当によると、京セラの今期の連結業績に 与える影響も軽微という。野洲事業所は京セラが3月2日に完工した太 陽電池セル新工場と同じ敷地内にあり、京セラがソニーに土地・建物な どを賃借していた。

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