円は対ドルで一段安へ、米雇用統計を背景に-ミレニアム・アセット

今週発表される3月の米非農業部 門雇用者数が3年ぶりの大幅な伸びになるとの予想を背景に、円相場 はドルに対して一段と下落するとの見方を、ミレニアム・アセット・ マネジメントが示した。

円は3月に主要16通貨すべてに対して下落。米小売売上高や製造 業の回復を背景に、対ドルでは4.6%値を下げた。短期金融市場では、 リセッション(景気後退)からの回復が示されれば米連邦準備制度理 事会(FRB)が今年9月にも政策金利を引き上げるとの予想確率が 46%に上っている。一方、日本では2011年半ばまで政策金利据え置き が予想されており、利回り面で米国の優位性が高まる。

ミレニアムの為替ファンドのエグゼクティブディレクターとして 140億ドルの通貨ファンドを運用するリチャード・ベンソン氏(ロンド ン在勤)は電話取材に対し、世界的な利回り上昇や日本からの資本流出、 日本の財政の脆弱(ぜいじゃく)性を挙げ、円を選好しないと指摘。 さらに「ある時点で円が広範な通貨に対して大幅に下落するというの は幅広いコンセンサスになっている」と述べた。

日本時間午後零時21分現在、円はドルに対して1ドル=93円26 銭と、前日のニューヨーク時間の92円76銭から下落している。

ベンソン氏は、円が年末に1ドル=100円を超える水準まで下落 すると予想している。

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