中国:米国債投資を控える可能性、利回りは4.5%に上昇も-ソシエテ

中国は今年、通年で17年ぶりの 貿易赤字となるのに伴いドルへの投資を縮小し、米国債の購入を抑制 して利回りを押し上げる可能性がある。フランスの銀行、ソシエテ・ ジェネラルのアジア太平洋担当主任エコノミスト、グレン・マグワイ ヤ氏(香港在勤)がこうした見方を示した。

同氏によると、中国の今年の貿易赤字額は、他の主要国をしのぐ 国内需要の伸びに支えられて輸入が45%増加し、1000億ドル(約9 兆3000億円)に達する見通しだ。これにより、10年物米国債の利回 りは年末までに4.5%に到達し、2年間の上げ幅としては1980-81 年以来の大幅上昇となる公算。

これに対し、米銀JPモルガン・チェースとバークレイズ・キャ ピタルのアナリストは、中国が持続的な貿易赤字を抱えると結論付け るのは時期尚早だと主張する。これらアナリストとマグワイヤ氏の論 争は、世界最大の米国債保有国である中国の貿易パターンが変われば、 米国の借り入れコストがその影響を受けて増大する可能性があること を浮き彫りにしている。

マグワイヤ氏は30日、電話インタビューに応じ、「われわれは、 中国が中期的に貿易赤字になるとみている」とした上で、「中国が貿易 黒字を再投資することで」米国の財政赤字と経常赤字の「双子の赤字 が自動的に補てんされる状況は終わるだろう。恐らく、逆の状況にな るのではないか」と語った。

米財務省のデータによると、中国財務省の1月末時点の米国債保 有額は8890億ドルと、3カ月連続で減少した。

--Kevin Hamlin, with assistance from Theresa Barraclough in Tokyo. Editors: Chris Anstey, Russell Ward

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 城塚 愛也 Aiya Shirotsuka +81-3-3201-2482 ashirotsuka@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: Kevin Hamlin in Beijing on +86-10-6649-7573 or khamlin@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey at +1-202-624-1972 or canstey@bloomberg.net

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