米プライメリカのIPOは同業他社より割安か-31日実施

サンフォード・ワイル氏が米大手 金融シティグループを構築する際に保険事業として活用したプライメリ カが31日新規株式公開(IPO)を実施する。IPO価格は同業他社 より割安となりそうだ。

米証券取引委員会(SEC)への提出書類とブルームバーグ・デ ータによると、プライメリカはIPOで2億5200万ドル(約235億円) を調達する計画。IPO価格の仮条件(12-14ドル)の中央値を基に すると、プライメリカの評価は計画された再編を反映させたベースの 2009年1株利益(1.93ドル)の6.74倍となり、米生命・健康保険会 社の中央値(9.52倍)を29%下回る。

ワイル氏は1990年代に保険業務や株式仲介業務なども手掛ける総 合金融機関を目指し、トラベラーズやソロモン、シティコープに約500 億ドルを投じてシティグループを築き上げたが、現在最高経営責任者 (CEO)を務めるビクラム・パンディット最高経営責任者(CEO) 氏は事業の売却・整理を進めている。

TEAMファイナンシャル・アセット・マネジメントのチーフ投 資責任者、ジェームズ・デイリー氏は「プライメリカのIPOは、多く の金融商品を取り扱う金融スーパーマーケットを目指す経営モデルから の脱却を映す動きだ。このモデルではシティのような企業はすべての面 で2流に終わった」と指摘。「プライメリカは合理的な価格を得るだろ う。事業の歴史は長く、ブランド力も確立されている」と述べた。

S&P500種株価指数は1年半ぶりの高値を付け、IPO市場に 回復の兆しが見られるなか、今週はプライメリカなど米企業4社が株式 公開を予定している。

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