米ピーボディ、豪マッカーサーに33億豪ドルの買収案提示

更新日時

米石炭最大手のピーボディ・エナ ジーは、豪炭鉱会社マッカーサー・コールに対して現金33億オースト ラリア・ドル(約2800億円)による敵対的買収案を提示した。ピーボ ディはアジア地域で急増する燃料需要に対応する。

マッカーサーが31日発表した文書によれば、買収提示額は1株当 たり13豪ドル。シドニー時間午後2時14分(日本時間同零時14分) 時点で株価は前日比12%急伸し、13.55豪ドルを付けている。同社の 取締役会は、提案には「厳しい条件が付いており」、株主にとって最良 の利益にはならないと表明した。

今回の買収提案は、香港の商品取引会社ノーブル・グループが傘下 のグロスター・コールとの株式交換を通じてマッカーサーの筆頭株主に なる計画を阻止する可能性がある。ピーボディは、豪州のクイーンズラ ンド州とニューサウスウェールズ州の鉱山8カ所ですでに操業している が、中国の発電所や鉄鋼所の需要に対応するため、鉱山の取得をさらに 目指す可能性がある。

パターソンズ・セキュリティーズのアナリスト、アンドルー・ハリ ントン氏(シドニー在勤)は「ピーボディは恐らく、米国に比べて成長 著しい市場での規模拡大を狙っている」と指摘。「マッカーサーをめぐ り買収合戦に発展する可能性がある」との見方を示した。

ピーボディの広報担当ジェニファー・モーガンズ氏(ブリスベーン 在勤)からはコメントが得られていない。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE