大幸薬株が続落、除菌消臭剤急失速で業績下振れ-流通在庫解消が課題

胃腸薬など一般用医薬品を手掛け る大幸薬品の株価が一時、前日比4.2%安の1444円と3営業日続落。 インフルエンザの流行が想定より早く終息した結果、感染管理事業が計 画を大きく下回って推移している。流通在庫の解消などで来期(2011 年3月期)の利益を圧迫すると懸念された。

大幸薬が30日の取引終了後に公表した業績予想修正によると、今 期(10年3月期)の連結営業利益は前期比2.8倍の25億円となる見込 み。前回予想の30億円からは17%の下振れとなる。過去2回の業績予 想の上方修正の主因となった除菌消臭剤「クレベリン」など感染管理領 域の製品群が年初から失速。同事業部門の売上高は39億円と、前回想 定の49億円を2割下回る見通し。

いちよし経済研究所の橋口和明アナリストは「感染管理事業は第4 四半期(1-3月)で減収となったもよう。出荷より返品が上回ってい る状況で、来期は流通在庫の解消が課題となる」と指摘する。クレベリ ンは限界利益率が高い商品だけに、「来期の減益幅が大きくなる可能性 もある」と橋口氏は述べていた。

大幸薬広報担当の松井繁幸氏は「感染管理領域の返品はかなりの部 分が済み、流通在庫はほとんど残っていないと思われる」としている。

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