NPC株が急落、開発費かさみ赤字案件発生-大幅減益に

太陽電池製造装置メーカーのエ ヌ・ピー・シー株が急反落。想定以上に開発費が膨らんで赤字案件が発 生、30日付で今期(2010年8月期)業績予想を減額修正した。減額幅 が大きかったため、売りが膨らんだ。

この日は売り気配で取引を開始、午前9時30分ごろ前日比15%安 の1913円で売買が成立した。その後も売りが優勢で、一時1900円と、 09年11月19日以来、4カ月半ぶりの安値圏に沈んだ。

同社が30日の取引終了後に公表した修正業績予想によると、今期 の連結純利益は前期比46%減の8億4900万円にとどまる見込み。前回 予想を39%下回る。減益幅拡大の主因は、一部顧客から受注した大型 案件が開発費負担で赤字案件になったこと。これに伴い、損失引当金2 億7300万円を計上する。

同社企画情報部・IRグループの瀧本崇氏は同赤字案件について、 「太陽電池パネルの大量生産を可能にする装置で、リピートが期待でき る。短中期的に収益に貢献する製品だ」と述べた。

コスモ証券の西川裕康シニアアナリストは「業績減額修正を受けて 株価は短期的に下押しするだろうが、太陽電池市場は向こう2-3年間 で倍増すると言われ、需要は強い。売り一巡後はNPCの装置受注が業 界平均を上回って推移していることがフォーカスされるのではないか」 とみていた。

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