米ダラス連銀総裁:財政赤字が米国債利回りに及ぼす影響無視できず

米ダラス連銀のフィッシャー総裁 は、米国は増大する財政赤字が米国債利回りと投資家の見通しに及ぼ す影響を無視することはできないとの見解を示した。

同総裁は30日、アリゾナ州で講演し、「最も楽観的なシナリオに 基づいても、財政赤字は拡大するだろう」との見通しを示し、「急増す る財政赤字の帰結を恐れる市場では、長めの名目金利が上昇しており、 それが利回り曲線の歴史的なスティープ(傾斜)化をもたらしている」 と指摘した。

同総裁は「もちろんその一部は経済成長の改善を反映したもので ある可能性がある」とした上で、「政府債務の増加が投資家の信頼感や 米国債利回りに及ぼす影響について、見て見ぬふりをすることはでき ない」と語った。

フィッシャー総裁は一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)は より長めの金利を押し下げるためだけに米国債の購入に踏み込むべき ではないと主張。FRBが財政赤字のマネタイズ(貨幣化)を行うと の認識を生んでしまうと述べた。

米10年債利回りは25日に3.92%と、昨年6月以来の高水準と なった。2月の3.53%から大きく上昇している。BGキャンター・ マーケット・データによると、ニューヨーク時間30日午後4時現在 は、前日比約1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の

3.86%。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE