英ガートモア:有力ヘッジファンド運用担当者を停職処分

英資産運用会社ガートモア・グル ープは、同社の2大ヘッジファンドの運用担当者であるギョーム・ラ ンブール氏を停職処分にしたと発表した。ガートモアは社内調査を進 めていた。株価はこれを受けて、31%の大幅安となった。

ガートモアは30日の発表文で、この調査は「取引に関する社内手 続き違反」に関連するものだと説明した。英国では先週、過去最大規 模のインサイダー取引摘発で7人が逮捕され、ドイツ銀行やエクサン BNPパリバの社員らが取り調べを受けているとみられるが、ガート モアはこの件とは無関係と指摘している。

発表文は「ガートモアはこれらの違反の結果、顧客が損失を被っ たことを示す情報を今のところ確認していない」としている。ランブ ール氏が運用していた資産の管理は当面、ロジャー・ガイ氏が引き継 ぐ。

ランブール氏(38)は1995年にガートモアに入社し、欧州株投資 を重点的に担当。運用資産23億ドル(約2150億円)のヘッジファン ド「アルファジェン・カペラ」の2000年の開設以来、ガイ氏と共同で 運用に携わってきた。ガートモアの資料によれば、この2人だけで同 社の資産の37%に相当する81億ポンド(約1兆1380億円)を運用し、 総収入の40%を稼ぎ出している。

ガートモアの株価は30日のロンドン市場で、前日比53ペンス安 の116ペンスまで下落。昨年12月の新規株式公開(IPO)以来の最 安値を更新した。英金融サービス機構(FSA)が発足以来最大規模 のインサイダー取引の摘発に乗り出し、逮捕者が出たことを受けて、 同社の株価は先週1週間で13%下げていた。

ガートモアの広報担当キャロライン・ビリアーズ氏は30日、発表 文に掲載されている以上のコメントを避けた。ランブール氏は現時点 で連絡が取れず、FSAのジョセフ・エア報道官もコメントを控えて いる。

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