ギリシャ:新発債利払い負担、1.6兆円増も-危機でスプレッド拡大

【記者:Matthew Brown】

3月31日(ブルームバーグ):ギリシャが今年発行する国債の利払 いは、ドイツ国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)が金融危機以 前の水準だった場合に比べて、約130億ユーロ(約1兆6200億円)増 える可能性がある。

ギリシャが今週起債した7年債を含む今年の新発債3件の償還ま での利払いは77億ユーロに達し、2000-08年の平均的なスプレッド で発行した場合(38億ユーロ)の倍以上となる見通し。ブルームバー グ・ニュースとクレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・イン ベストメント・バンクがまとめたデータで明らかになった。

ギリシャ政府は年内予定する残りの国債発行でさらに189億ユー ロの利払い負担を強いられるが、金融危機が始まる以前であれば94 億ユーロの負担で済んでいた計算だ。ギリシャの財政赤字は国内総生 産(GDP)比で見た欧州連合(EU)財政基準の上限の4倍以上に 達しており、ギリシャのパパンドレウ政権は5月末までに最大105億 ユーロを調達する必要がある。

クレディ・アグリコルの債券ストラテジスト、ピーター・チャト ウェル氏は「ギリシャは現在の資金調達をうまく乗り切り、この巨額 な債務が雪だるま式に増加しないように適正な金利で増やす方法に着 手すべきだ」と指摘。「市場は7年債がアウトパフォームしていないこ とへの失望を反映しており、ギリシャ債のスプレッドは現在の水準に 当面とどまる公算が大きい」と話している。

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