【今日のチャート】アジアの銀行、起債のチャンス-投資家にもプラス

ドイツ銀行によると、アジアの銀 行はドル建て債券の発行を活発化している。スワップスプレッドのゆ がみから、5年半物の債券を5年物の債券よりも低コストで発行でき るためだ。

今日のチャートは、米ドル建てスワップレート(オレンジ)と米 国債利回り(緑)の格差が、5年物から7年物の間で縮小しているこ とを示している。ブルームバーグのデータによると、7年物スワップ スプレッド(米ドル建てスワップレートと米国債利回りの格差、赤) は先週、約20年ぶりにマイナスとなった。

ドイツ銀行のアジア債券(日本国債を除く)部門の共同責任者、 ダニエル・ママドゥ氏は「米国債利回りとスワップレートの格差が縮 小しているため、5年半債を5年債よりも低金利で発行できる」と述 べた。半年間無利子で資金を調達するため、「アジアの銀行は素早くこ のチャンスを見つけ、最大限活用している」と述べた。

ブルームバーグのデータによると、インドのバロダ銀行や韓国の ウリ銀行、インド銀行が過去1週間に5年半物ドル建て債を発行し、 合計13億5000万ドルを調達した。

ママドゥ氏は銀行も投資家も金利上昇の長期債への影響を懸念し ていることから、「現在の5年半物スワップスプレッドは、債券の発行 体と投資家の両方にプラスの結果をもたらす」と述べた。

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