中国はささいな悩み、米グーグルはマイクロソフト並みに業績鈍化も

インターネット検索最大手の米グ ーグルと中国政府との反目は、同社が直面する課題の中では最も小さ いものかもしれない。同社は成長鈍化や監督当局の審査、広告支出の 変化といった難題に取り組まねばならないためだ。

グーグルは米国と西欧のオンライン検索市場で最大のシェアを 握るが、米国で最も人気のウェブサイトの座をソーシャル・ネットワ ーキング・サービス(SNS)運営会社の米フェースブックに奪われ ている。モバイルやビデオ、ディスプレー広告などの事業では検索事 業ほどの成功を収めておらず、監督当局は買収を通じた事業拡大策を 阻止する可能性もある。

売上高の伸び鈍化を受けて一部の投資家の間では、成熟した旗艦 ビジネスから多額の収益を上げながらも新規事業で勝利を収めてい ないマイクロソフトにグーグルが似てきたと懸念する声も聞かれる。 グーグルの売上高は2005年にほぼ2倍になったが、昨年は9%増に 鈍化した。

グーグル株約2万7720株を含めて約75億ドル(約6990億円) 相当の運用に携わるシノバス・セキュリティーズのポートフォリオマ ネジャー、ダニエル・モーガン氏は「グーグルは新顔で、誰もが素晴 らしい企業だと考えていた」が、「このようなうっとりと一目ぼれす るような状況は変化してしまった」と指摘した。

検閲問題をめぐって2カ月にわたり中国政府と対立してきたグ ーグルは先週、中国本土の検索エンジンを閉鎖し、香港版サイトに自 動転送する措置を開始した。グーグルは中国の検索市場シェアで百度 (バイドゥ)に次ぎ2位だった。

グーグルの株価は昨年2倍に上昇したが、今年に入ってから

8.6%下落と、S&P500種株価指数のテクノロジー株75銘柄の下 落率では6番目。07年に付けた最高値740ドル強を24%下回る水準 にある。

グーグルの広報担当、ジェーン・ペナー氏はコメントを控えてい る。

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