米企業の社債保証コスト、2カ月連続低下へ-順調な景気回復を反映

30日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが月間ベース で2カ月連続の低下となりそうだ。米景気の回復が軌道に乗る兆しが 出ていることが背景にある。

マークイット・グループとCMAデータビジョンの調べでは、北 米企業の信用リスクの指標であるマークイットCDX北米投資適格指 数のスプレッドは86.3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、 3月に入って5.2bp下げている。ただ、この日は前日の85.2bpか ら4営業日ぶりの上昇となった。

同指数のスプレッドは過去2カ月で10bp余り低下。失業率が 10%近くに達する中で、米連邦準備制度理事会(FRB)は短期金利 を「長期間」低水準に維持すると繰り返し表明しており、投資家は比 較的リターンの高い社債の購入に動いている。米国の昨年10-12月 (第4四半期)の国内総生産(GDP)が前期比5.6%増となったほ か、雇用統計で雇用主による人員削減ペースが緩んでいることが示さ れ、景気信頼感の改善が進んでいる。

債券ファンド最大手、米パシフィック・インベストメント・マネ ジメント(PIMCO)の社債ポートフォリオ管理担当グローバル責 任者、マーク・キーゼル氏は30日のブルームバーグテレビジョンとの インタビューで、「現在も限定された分野の社債には十分価値がある」 と指摘。「基本的に5-6%のリターンを得ることが引き続き可能であ り、他の債券代替資産と比べて非常に魅力的に映る」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE