ブラジル資産家バチスタ氏:EBXのIPOへ準備-市場の改善待つ

ブラジルの資産家エイキ・バチス タ氏は、持ち株会社EBXグループについて新規株式公開(IPO) の「準備ができている」と語った。またコロンビアに設立する産金会 社AUXについては、IPOで10億ドル(約930億円)の資金調達 を目指す考えを示した。同氏が経営する造船・油田サービス会社OS Xブラジルが今月実施したIPOでの調達資金は目標を39億ドル下 回った。

バチスタ氏はIPOの実施時期について、EBXは株式資本市場 が改善され次第とした一方、AUXは1年以内との方針を示した。O SXの株価は先週の上場初日に12.5%下げ、依然としてIPO価格を 12%下回る状況が続いている。同社の収益環境が厳しいことから、買 い控えの動きが広がった。

バチスタ氏は29日、リオデジャネイロでのインタビューで、市場 では「資金は不足気味だ」と指摘。「EBXのIPOは市場環境が改善 するまで保留している」とした上で、「来月にでもこの状況が良くなれ ば、われわれはIPOを実施する準備ができている」と述べた。同氏 はOSXについてはコメントを避けた。

OSXは、今年に入りIPOを実施したブラジル企業の中で、資 金調達額が目標に届かなかった4社のうちの1社。ブラジル株式市場 の指標、ボベスパ指数の年初来上昇率は2.5%と、米S&P500種株 価指数の5.2%を下回っている。

コロンビアの産金会社

バチスタ氏は、投資家需要が後退するなかでOSXのIPO計画 の規模を当初の最大55億ドルから16億ドルに縮小。同社はこれまで 黒字を計上したことがない。

バチスタ氏が1980年に創業したEBXは、鉱業、運輸、造船、 エネルギー事業を手掛ける持ち株会社。同氏は、コロンビアに設立す る産金会社AUXについて、1年後に最大10億ドルを調達する予定だ と述べた。IPOはブラジル市場で実施するとしたものの、同社に関 する詳細についてはそれ以上の言及を避けた。

バチスタ氏によれば、EBX傘下の企業はすべて、現在よりも3 -5倍成長する見込みがあるという。「時間を与えて欲しい」と同氏は 語った。

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