1かけらのダークチョコが中高年救う-心臓発作と脳卒中リスクを低下

1日に1かけらのダークチョコレ ートを食べると、心臓発作と脳卒中のリスクが3分の1以上減少す る。中高年層のドイツ人2万人を対象とした研究でこのような結果 が出た。

研究者らは被験者を10年にわたって追跡し、チョコレートと心 臓病の関係を調べた。意外にも、チョコレートは脳卒中の予防に最 大の効果を発揮するという結果を得た。研究を率いたブライアン・ バウセ氏によれば、チョコレートの摂取量が1日に6グラム多いグ ループは6グラム少ないグループに比べ、10年の間に1万人につき 85件の割合で心臓発作と脳卒中が少ないことが分かった。6グラム はハーシー社の「キスチョコレート」2個よりやや少ない量。研究 結果は30日、医学誌ヨーロピアン・ハート・ジャーナルに掲載され た。

チョコレートが体に良いことを示す研究結果がまた1つ増えた。 特にダークチョコレートにはカカオと、フラバノールと呼ばれる抗 酸化成分が多く含まれ、効果が高いとドイツ栄養研究所の栄養疫学 研究者のバウセ氏は述べた。チョコレートは、健康に良いとされる 食べ物の主役である野菜と果物よりも、さらに効果が高いとみられ る。チョコレートを多く食べる被験者は、野菜と果物の摂取量が少 なかった。

ただ、バウセ氏は電話インタビューで、この研究結果を口実に チョコレートを無茶食いすれば、肥満や心臓疾患につながると警告 した。「チョコレートを食べたいならば、少量に抑え、なるべくカ ロリーの高い他の食べ物をやめるように」と同氏はアドバイス。例 えば「ポテトチップスの代わりにチョコレートを食べるのはいいだ ろう。ポテトチップスにはカロリー以外の栄養はないからだ」と説 明した。

研究では35-65歳で、心臓疾患の兆候のない健康な被験者を募 った。研究の開始時に被験者の血圧や体重を測定、喫煙習慣の有無 を調査。その後は2、3年ごとに食生活や生活習慣、健康状態につ いて聞き取りを行った。

被験者はチョコレートの摂取量によって4グループに分けられ た。大量摂取グループは1日に7.5グラムを食べていた。これは標 準的な100グラムの板チョコの1かけらに相当する。

チョコレートは高血圧に効くとされている。フラボノールが血 管の弾力性を高める効果があるとバウセ氏は言う。これはホワイト チョコレートが好きな人には残念なことだ。「ホワイトチョコレー トは効かない。多分、フラボノールが含まれていないからだろう」 と同氏は述べた。

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