スペイン中銀:11年経済成長率は0.8%に-政府見通し下回る伸び

スペイン銀行(中央銀行)は2011 年の同国経済について、財務省予測の半分近くにとどまるとの見通し を示した。これに伴い、財政赤字の削減ペースも財務省予測よりも鈍 化するという。

同中銀が30日発表した月報によると、11年の国内総生産(GD P)予想は前年比で0.8%増加。政府予測ではプラス1.8%の成長だ った。財政赤字についてはGDP比で今年は10.2%、11年は8.9% になるとしている。政府は今年が9.8%、来年は7.5%に縮小すると みている。

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会と、米格付け 会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も、ユーロ圏で3番 目に規模の大きい財政赤字削減に取り組むスペイン政府が用いている 予想値に疑問を投げ掛けている。スペインを昨年格下げしたS&Pは 先月26日、「現在の予算案の予想値よりも経済動向はかなり弱まる」 との見込みを明らかにしている。

スペイン経済は2008年4-6月(第2四半期)以来、マイナス 成長となっている。政府予測では、今年は前期比では拡大が続くもの の、通年では前年比0.3%のマイナス成長となる。中銀は0.4%縮小 を見込んでいる。

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