ギリシャ債中心にソブリン債の保証コスト上昇―新発債価格の下落で

【記者:Kate Haywood】

3月30日(ブルームバーグ):30日のクレジット・デフォ ルト・スワップ(CDS)市場で、ギリシャ国債を中心にソブリ ン債の保証コストが上昇した。ギリシャ新発債の価格が下落した ことを受け、欧州最大の債務を抱えるギリシャが財政赤字への対 応に苦慮するとの懸念が強まった。

CMAデータビジョンによると、ロンドン時間帯の取引でギ リシャ国債のCDSスプレッドは20bp上昇の335.5bpと、 約1週間ぶりの高水準を付けた。スペインやポルトガル、イタリ ア、アイルランドのスプレッドも上昇し、国債15銘柄のCDS スプレッドで構成するマークイットiTraxx・SovX西欧 指数は3.5bp上昇の82bpと、1カ月ぶりの高水準となった。

ギリシャの50億ユーロの新発7年債価格は下落した。既発 債への上乗せ利回りがゼロだったことが影響した。債券投資家は、 ギリシャが必要とする300億ユーロの借り入れは難航するのでは ないかと懸念している。

ウニクレディトの信用ストラテジスト、ティム・ブルーネ氏 (ミュンヘン在勤)は、「ギリシャ債の危機は終息から程遠い」 とし、「基本的な問題はまだ同じだ」と指摘した。

CDS市場で、スペインのスプレッドは3.5bp上昇の114 bpだった。ポルトガルは6bp上昇の141bp、イタリアは4 bp上昇の113bp、アイルランドは4bp上昇の138bp。

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