米下院金融委員長の懐刀、ICEのロビイストに-金融規制案に影響も

米下院金融委員会でフランク委 員長(民主、マサチューセッツ州)の補佐役を務めたピーター・ロ バーソン氏が、インターコンチネンタル取引所(ICE)のロビイ ストに転身した。

ICEの広報担当、ケリー・レフラー氏によれば、ロバーソン 氏は同社のワシントン事務所に政府との折衝担当バイスプレジデン トとして加わった。ICEが専任のロビイストを起用したのは初め てだという。同社は、世界最大のクレジット・デフォルト・スワッ プ(CDS)決済機関を持ち、同機関は昨年12月に米下院を通過 した法案を土台とした新たな枠組みによる規制を受ける見込み。

米下院は、605兆ドル(約5京5900兆円)の規模を持つ店頭 デリバティブ(金融派生商品)市場に、過去30年の歴史で初めて 規制を課そうとしている。

市民団体パブリック・シチズンのクレイグ・ホルマン氏は、同 法案が今後上院へ送られ下院との間で一本化を図るなかで、ロバー ソン氏がICEの立場を法案に反映させることに寄与すると指摘し、 「彼はICEの役に立つだろう」と語った。

レフラー氏は、下院には元スタッフに対しても厳格な倫理規定 があり、ICEはそれを順守し続けると述べた。同氏はロバーソン 氏へのインタビュー要請を拒否した。ロバーソン氏のICE入社は 2月だった。

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