サッポロ総会:スティール役員案否決-株主7割が会社支持

筆頭株主スティール・パートナーズ と取締役選任について株主委任状争奪戦(プロクシーファイト)をした サッポロホールディングスの定時株主総会が30日、都内で開かれた。株 主は会社側が提案した取締役10人選任案を可決、スティール案を否決し て現経営陣を支持した。

サッポロH広報担当の服部祐樹氏によると総会では、会社側が提案 した現在の取締役を中心とする10人の取締役選任案が過半数の賛成を得 て承認された。スティールも会社側提案の社外取締役4人を含む独自の 取締役10人選任案を提案、うち6人の独自取締役案が退けられた。

総会にはスティール側の取締役候補ジョシュア・シェクター氏やス ティール・パートナーズ・ジャパン田中克佳マネジング・ディレクター が出席した。終了は午後零時24分。総会結果を受けた午後のサッポロH 株は一時9円(1.8%)安の486円まで下がったが大きな動きはない。

立花証券の平野憲一執行役員は「アクティビストがテーマだった数 年前であればともかく、今はマーケット全体に影響与えるほどのことで はない」と述べた

株式投資助言アルフェックス・インベストメンツの高松一郎代表取 締役は、「スティールは、もう打つ手がなくゆっくり売るしかないだろ う」と話した。

スティールのウォレン・リヒテンシュタイン代表は総会終了を受け て「株主や議決権行使会社から支援を得て、サッポロHに変革が喫緊の 課題とのメッセージ示せた」とのコメントを発表した。また、サッポロ Hに前向きの改革をもたらす方策の追求を続けるとの方針も示した。

総会で会社側案が承認されたことを受けて記者会見したサッポロH の村上隆男社長は「およそ7割の株主から会社側提案の支持を受けた」 と述べ、成長戦略を確実に達成すると強調した。スティールについては 株主をミスリードして株主共同利益の毀損につながりかねないと指摘、 「主義主張が一貫しておらず、コミュニケーションを密にする努力はす るが、どこまで意思疎通できるのか心もとない」と語った。

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