【テクニカル分析】原油、上昇長続きせず-フィボナッチ水準下回る

市場分析会社、英セブンデイズ・ アヘッドのテクニカル分析によると、原油はフィボナッチ数列に基づ いて算出された水準を下回ったことから2カ月間続いている上昇相場 は持続しない可能性が高い。

ニューヨーク市場の原油先物5月限は過去4営業日、81.85ド ルを下回る水準で推移している。5日以降はこの水準を一時的 に上回ったこともあった。81.85ドルは今年の最高値から最安値の 間の下落の76.4%の戻りを示す。セブンデイズ・アヘッドによると、 ここを超える水準を維持できなかったことで上昇トレンドが崩れ た。

シニアアナリスト、フィリップ・オールライト氏は29日、電 話で 「リスクは短期的には下落だ。81.85ドルを抜けなかった。 このリトレースメント(戻り)水準近辺でこう着しそうだ」と述 べた。

原油相場は今月、2カ月連続の上昇となりそうだ。2月に9.3% 上昇した後、3月も1.3%程度の上昇になる可能性が高い。原油は 2008年夏に過去最高値の147.27ドルを付けた。

オールライト氏によると、今年の高値は1月11日の85.43 ドル、安値は2月初旬の70.28ドル。

76.4%の戻りはフィボナッチ数列に基づいており、このテクニ カル指標は相場が過去の動きを繰り返す中で下値支持線と上値抵抗線 を予想する際に使われる。

5月限の次の下値支持線は3月15日の安値79.41ドル。オ ールライト氏は29日付リポートで、この水準を下回ると「弱気 派に小さな根拠を与える」と指摘した。ここを下回ると、1月 29日に付けた安値73.47ドルが次の目標になるという。

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