米SEC:金融機関を調査-リーマンと同様の会計手法の有無について

破たんした米リーマン・ブラザー ズ・ホールディングスがレバレッジの実態を隠すために用いたとされ るものと同様の会計手法を使っていたかどうかを調べるため、米証券 取引委員会(SEC)がウォール街の金融機関の調査に乗り出した。

SECは金融機関二十数社の財務責任者に書簡を送付し、過去3 年間にバランスシートから資産を外すためにレポ取引契約を使ったか どうかや、その際どのように会計処理したかを明らかにするよう求め た。この書簡は29日に公開された。書簡では、そうした取引が特定の 相手や国に集中していないかについても質問している。SECのジョ ン・ネスター報道官は、金融機関からの回答を検討後に公表する考え を示した。

SECのシャピロ委員長は29日、米経済専門局CNBCとのイン タビューで、「われわれは、リーマンが取ったような行動について極め て注意深く調べている」と発言。向こう数週間で「すべての主要金融 機関を徹底的に」調査する計画だと述べた。

リーマン破たんに関する調査を委託されたアントン・バルカス調 査官が11日公表した報告書によれば、同社は「レポ105」と呼ばれる 取引を使っていた。同社はこれにより、最大500億ドル(現在の為替 レートで約4兆6100億円)相当の資産をバランスシートから一時的に 外し、ネットベースのレバレッジ比率を低下させたという。同調査官 は、リーマンが会計情報を開示しなかったため、その財務諸表は「虚 偽的で誤解を招くもの」だったと結論付けている。

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