サブプライム証券価格の上昇が加速-米政府の住宅所有者支援見直しで

サブプライム(信用力の低い個人 向け)住宅ローン関連証券の価格上昇が加速している。米政府が住宅 所有者のローン残高の削減を促進する方向に動き始めたことで、住宅 差し押さえが減少し、住宅市場が低迷を脱するペースが速まる可能性 がある。

マークイット・グループによると、2006年1-6月(上期)の組 成時に「AAA」格付けを取得していたサブプライム証券20銘柄に連 動するマークイットABX指数は先週3.2%上昇して49.1となり、09 年1月以来の高水準に達した。

JPモルガン・チェースやモルガン・スタンレー、バークレイズ によると、財務省が住宅ローンの規模を圧縮し、返済条件の変更が失 敗する可能性を小さくする方針を表明したことで、格付けが高いサブ プライム関連証券が主に恩恵を受ける見通しだ。アマースト・セキュ リティーズ・グループのアナリスト、ローリー・グッドマン氏は、政 府の支援策見直しが差し押さえ増加を回避するのに貢献し、住宅市場 を支えると予想する。

グッドマン氏は26日付のリポートで米政府の新たな方針につい て、「返済条件変更の成功率を劇的に高める見通しだ」とした上で、「こ れが今度は将来の住宅値下がりを和らげ、住宅市況の一段の悪化を制 限するのに役立つだろう」と指摘した。

財務省は26日、1年1カ月前に公表した住宅差し押さえ回避の支 援プログラムを見直すと発表した。当初はローン残高ではなく返済額 の削減を促すことに重点を置いていた。

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